校長挨拶

新たなスタート、「輝きのある子」の育成をめざして

                                                                                                         

本宿小学校長  藤咲 孝臣 

 

桜吹雪が舞う中、令和5年度の新学期が始まりました。創立53年目の今年度、本宿小学校は101名の新1年生を迎え、全校児童681名で令和5年度の教育活動がスタートしました。また今年度は、副校長をはじめ新しい教職員をたくさん迎え、新しい体制でのスタートとなりました。今年度も安全安心を第一に、笑顔あふれる学校、明日も来たくなる学校をつくっていきます。子供たちの心身の健全な育成を目指し、教職員が一丸となり、子供たちにとって大切な学校生活の充実を図っていきます。保護者の皆様、地域の皆様、ご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

学校経営において大切にしていきたいことがあります。それは「あいさつ」です。挨拶は人間関係づくりの基本となります。本宿小学校ではこれまでも挨拶を大切にしてきましたが、今年度も活発に挨拶を交わし合い、豊かな人間関係づくりにつなげていきたいと考えます。また、これは子供たちだけではなく、私たち大人も同じです。児童も教員も保護者も挨拶を通して良好な人間関係をつくり、学校の中でも外でも助け合いより良くかかわり合える人間関係ができることを願っています。「いつでも・どこでも・誰とでも・自分から」挨拶できることが大切です。保護者や地域の皆様も挨拶の推進にぜひご協力をお願いします。

さて、今年度もこれまでと同様、教育目標である「輝きのある子」の育成を目指します。そして、児童のよさや可能性を最大限に伸ばすことを目指して学校経営に取り組んでまいります。今年度の本校の教育目標は、次のとおりです。

 

心身ともに健康で、知性と感性に富み、自ら学ぶ実践力をもつ人間性豊かな児童

輝きのある子」の育成を目指す。

自分の考えをもち、やりぬく子ども

児童の個性や能力を大切にし、児童が自ら考え、解決していく能力や態度を育成する。

豊かな心をもち、仲良く助け合う子ども

  人権を尊重し、公共の精神を尊び、お互いを認め励まし合う温かな心や他人を思いやる心を育成する。

健康安全に気をつけ、体をきたえる子ども

自他の生命を尊重し、自ら健康を保ち、体力づくりに取り組む態度と実践力を育成する。

 

教育目標達成のために、今年度も、子供たちの「自己肯定感」「自己有用感」の向上に重点的に取り組んでいきます。自分に自信をもち、失敗を恐れずに何事に対しても前向きにチャレンジしていく子供を育てることで「輝きのある子」の育成を実現したいと考えます。

「自己肯定感」とは自分を肯定的に捉えることであり、自尊感情、自分を大切に思うことにつながります。また、「自己有用感」とは自分が誰かまたは何かの役に立っているという実感をもつことであり、他者とのかかわりの中で育まれ、自信をもつことにつながります。

また、今年度は「世界とつながる英語Week」、「国際交流・国際理解Week」「日本語・日本文化Week」を各学期に設定し、英語に触れる機会をつくったり異文化や自国の文化を学ぶ機会をつくったりしていきます。異文化や自国の文化の理解、コミュニケーション能力の育成などを通して、グローバルな力を育むことにつなげていきます。

 

 それでは、保護者の皆様、地域の皆様、本年度も本宿小学校をどうぞよろしくお願いいたします。